ダイソー・BLUE PLANETの話
チープカシオのカスタムをする予定、と言っていましたがあれは嘘です。
TIMEXに続いて今度はダイソーの時計です。もうCASIOのレビューする気ないだろお前。
「安い腕時計の話」と打ち出して初めに1万円ほどのG-SHOCKのレビュー、次いで8000円程度のTIMEXときてとうとう今回は300円のダイソー製腕統計です。「安い」のレベルが文字通り桁違いの域にやってまいりました。
ざっと外観の写真を載せましたが、ダイソーのBLUE PLANET(長いので以下「ダイソーBP」とします)は見ての通りCASIOのA158そっくりです。遠目から見たらわからないレベルで似てます。しかし全く同じというわけではなさそうです。
厚さをノギスで計ってみると、ダイソーBPが約9.3mm、A158が約8.7mmでした。コンマ以下の僅かな差ですが、裏蓋が大きく盛り上がったような外観から数字以上にダイソーBPの方が大きく、分厚い印象です。というかそもそもケースの大きさもダイソーBPの方が大きい…?
また、細かいところまで見てみると品質にアラが目立ちます。
悪い部分も載せるのがレビューだと思ってるので書きますが、バンドの品質はハッキリ言ってヒドいです。新品で開封直後なのに傷だらけで、コマの隙間にゴミが詰まっていて巻く時にガタつきます。使い古した歯ブラシなど使ってガシガシ毛先で押し出すようにして取り除きました。サビっぽいニオイの原因はこれだったようで、取り除いてから異臭は無くなりました。
値段の割に良い品が揃う最近のダイソーにしては「安かろう悪かろう」な感じが否めないクオリティです。
ダイソーBPで一番驚いたのはライト機能です。A158と同様、緑色のLEDが液晶画面左側に付いていて、それで画面を照らすのですが、光の強さが尋常ではありません。
ダイソーBPのライトには残照機能が付いているのも特徴です。
残照機能というのは要するにライトボタンを押したら、押しっぱなしにしなくてもしばらくの間ライトが点灯し続ける機能のことです。
A158など多くのカシオスタンダードには、ライト機能こそ付いていても残照機能までは備えていないので、強烈な明るさとあわせてダイソーBPが地味にCASIOに勝っている点と言えるかもしれません。
あとめちゃくちゃ細かい話、操作音も微妙に違います。
A158と比較してのレビューでしたが、総評としては「買い」だと思います。
新品で既に傷や汚れがあるのはマイナスですが、考え方によってはむしろその方が気兼ねなくガンガン使えるし、何よりただでさえ1000円程度で買える安いカシオスタンダード(のパクリ)がさらに半額以下で手に入ると考えると、相当お買い得な気がします。
写真載せ忘れましたが非防水という割には裏蓋の内側に防水用と思われるゴムパッキンが装着されていますし、ライトは本家CASIOのものを見慣れていると思わず笑っちゃうくらい明るいので、CASIOというブランドや外見の美しさに関心がない方にはむしろカシオスタンダードよりもオススメできますね。
以上、300円のダイソー腕時計・BLUE PLANETの話でした。